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ボストン留学記

平成17年卒 大畑惠資

 2017年8月よりボストンのMassachusetts General Hospitalに研究留学しています。こちらの様子を報告させていただきます。

 私は大学院で学位を取得した後に渡米し、現在、research fellowとして肺再生に関する研究に従事しています。研究室のテーマは細胞外マトリックスを用いた臓器再生です。山中伸弥先生によるiPS細胞の発見により再生医療分野は目覚ましい発展を遂げましたが、その臨床応用にはまだ多くの課題が残されています。これらを解決するため、臓器の脱細胞化と幹細胞を用いた再細胞化を経て作られたbioartificial organの手法を開発したのが現在のボスであるHarald C. Ott医師です。我々はこの技術をもとに作成した再生肺の臨床応用を目指しています。

 私がこちらに来てまず行ったのが研究室で休止していた大動物実験の再立ち上げで、モデルはブタの肺移植、術後24時間生存です。当初は動物施設の獣医師達は、"肺移植をやらせてくれと突然やってきた日本人"と怪しんでいましたが、大学で学んだ吻合やブタのために泊まり込む日本流(?)の術後管理を評価してくれたようで、今では非常に協力的です。私は大学院では肺移植に関する研究を行っておりましたので、再生医療は新たな分野です。私の呼吸器外科としてのバックグラウンドをこの分野に活かし、将来的にはこちらでの経験を日本の医療に還元できればと考えています。

 ボストンはアメリカで最も歴史の古い街の1つです。MITやHarvard大学など世界的に有名な研究施設が多数あるため、留学者が多く、我々には過ごしやすい都市です。安全で博物館や美術館などの施設も多く、家族連れでも安心して研究に打ち込めると環境だと思います。近隣に住んでいる日本人も医師や研究者だけでなく、企業の技術職や商社のビジネスマン、MBA留学生など多様で、皆仲良くやっています。

 こちらに来てまだ1年弱ですが、研究はもちろん、日常生活も大変刺激的なものです。若い先生方にも是非海外に挑戦することを視野に入れてもらいたいと思います。最後になりますが、伊達教授、呼吸器外科の先生方には留学にあたり大変お世話になりました。この場を借りて深く御礼申し上げます。

ホームページにも使用しているラボメンバーの集合写真です。

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