京都大学病院にて間質性肺炎で肺移植を受けられた方、およびそのご家族の方へ
当院では間質性肺炎に対する肺移植後の予後予測因子に関する多施設共同研究に参加しております。
【研究課題】
PPFE患者に対する肺移植後の予後に関する多施設共同後ろ向き研究
【研究機関名及び本学の研究責任者氏名】
この研究が行われる研究機関と研究責任者は次に示すとおりです。
研究機関 東京大学病院・呼吸器外科
研究責任者 佐藤 雅昭 呼吸器外科・講師
担当業務 データ収集・匿名化・データ解析など
【共同研究機関】
研究機関 大阪大学・南 正人
岡山大学・大藤 剛宏
京都大学・伊達 洋至
千葉大学・吉野 一郎
東北大学・岡田 克典
獨協医科大学・千田 雅之
長崎大学・永安 武
福岡大学・白石 武史
担当業務 データ収集・匿名化・データ解析など
【研究期間】
倫理委員会承認後〜2021年3月31日
【対象となる方】
間質性肺炎と診断された患者さんのうち、1996年1月1日 〜 2018年6月30日の間に当院で肺移植登録を行った、もしくは肺移植の登録を受けるための検査をされた20歳以上の患者さん。
【研究の目的】
間質性肺炎、特に上葉優位性間質性肺炎(PPFE)に対する肺移植前のデータと肺移植後の成績を過去のデータを用いて解析することで、PPFEに対する肺移植の、危険因子の同定を目指します。とくにPPFE以外の間質性肺炎と比較することで、PPFEに対して肺移植を検討する際に臨床上有益な情報を世界に向けて発信します。
【研究の方法】
この研究は、主研究施設である東京大学医学部倫理委員会の承認を受け、東京大学医学部付属病院長の許可を受けて実施するものです。これまでの診療でカルテに記録されている診断名、年齢、性別、身体所見、検査所見(血液検査、尿検査、画像検査、呼吸機能検査、心電図検査等)、病理検査、術後経過などのデータを収集して行う研究です。特に患者さんに新たにご負担いただくことはありません。共同研究機関である京都大学においても京都大学医の倫理委員会で承認を受けており、また、京都大学医学部付属病院長の許可を受けており、収集したデータをFax、郵送等で東京大学に送付します。
【個人情報の保護】
この研究に関わって収集される試料や情報・データ等は、外部に漏えいすることのないよう、慎重に取り扱う必要があります。
あなたの情報・データ等は、解析する前に氏名・住所等の個人情報を削り、代わりに新しく符号をつけ、どなたのものか分からないようにした上で、当研究室において佐藤雅昭が、個人情報管理担当者のみ使用できるパスワードロックをかけたパソコンで厳重に保管します。
この研究のために、ご自分あるいは、ご本人が亡くなられている場合にはご家族の方より、データを使用してほしくない場合は主治医にお伝えいただくか、下記の研究事務局まで2019年3月31日までにご連絡ください。ご連絡をいただかなかった場合、ご了承いただいたものとさせて頂きます。
研究結果は、個人が特定出来ない形式で学会等で発表されます。収集したデータは厳重な管理のもと、研究終了後10年間保存されます。なお研究データを統計データとしてまとめたものについてはお問い合わせがあれば開示いたしますので下記までご連絡ください。ご不明な点がありましたら主治医または研究事務局へお尋ねください。
【問い合わせ先】
京都大学呼吸器外科
研究責任者 伊達洋至
実務担当 陳 豊史
住所:606-8507 京都市左京区聖護院川原町54 京都大学医学部附属病院 呼吸器外科 医局
電話:075-751-4975
FAX:075-751-4974
連絡先:京都大学医学部附属病院 相談支援センター
電話:075-751-4748
E-mail:ctsodan@kuhp.kyoto-u.ac.jp