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京都大学における肺移植

経口内服薬(UFT)で肺癌手術成績が向上!

肺癌は日本人のがん死亡原因の第一位を占める予後不良な悪性腫瘍で、手術を行なっても約半数の患者さんでは手術後に再発を来たします。その治療成績を向上させるためには効果的な手術補助療法が必要ですが、これまで術後補助療法は確立されてきませんでした。我々は副作用が少なく長期間投与が可能である経口内服薬(UFT)に注目し、当教室を中心として設立した西日本肺癌手術の補助化学療法研究会(WJSG)においてUFTの術後補助療法としての有効性を検証してきました。このうち第2次研究では世界で始めて術後補助療法の有効性を明らかにし(Journal of Clinical Oncology, 1996)、その結果の詳しい解析から、更にI期腺癌のみを対象とした全日本規模の大掛かりな臨床試験が行なわれました(日本肺癌術後補助化学療法研究会)。その結果、手術後のUFT投与によってIB期患者さんの術後5年生存率が10%以上も向上することが示され (図)、最も権威ある臨床医学雑誌であるNew England Journal of Medicineに最近掲載され世界中に大きなインパクトを与えました。更に、われわれは基礎的検討から腫瘍抑制遺伝子のひとつであるp53の異常や血管新生などとUFTの有効性が関与することを明らかにしており、患者さん個々の腫瘍の状態に併せた治療法の確立にもつながると考えられます。

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