京大呼吸器外科トップ > 患者様、お見舞いの方へ > 重症筋無力症とは
末梢神経と筋肉の接ぎ目(神経筋接合部)における自己免疫により、全身の筋力低下、易疲労性が出現し、特に眼瞼下垂、複視などの眼の症状をおこしやすいことが特徴です。治療は薬物治療が中心でありますが、病状によっては胸腺切除術が功を奏することもあります。最近の研究(N Engl J Med. 2016;375:511-22)では胸腺切除の有効性も示唆されております。当科では胸腺切除を、可能な限り胸骨正中切開を避け、胸腔鏡で負担の少ない形で行うようにしております。胸腺切除術については、神経内科の医師を通して当科外来でご相談ください。