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ハレ留学記

平成16年卒 曽和晃正

 2004年卒の曽和晃正と申します。私はドイツ東部(旧東ドイツ圏)にあるHalleという町で癌の研究に従事しております。2012年に京都大学大学院呼吸器外科学に入学し、肺癌の研究、とくに低酸素とそれに関連する解糖が癌におよぼす影響を研究しておりました。大学院卒業後の2016年より現在の所属であるHalle大学医学部 腫瘍生物学講座にて研究員をしております。

 こちらの研究室のトピックは、癌の増殖に関連するcMET pathwayにおけるSignaling protein、Gab1の構造解析およびその構造特異的阻害剤の開発です。現在は、外科医としてではなく、基礎研究にたずさわる研究者として毎日を送っております。手術をする外科医は「1日1件の手術で1人の患者さんを救う」とすれば、研究者は「10年で10万人の患者さんを救う(かもしれない)」という気持ちで日々研究に邁進しております。

 ここHalleはSaale川のほとりにある小さな町ですが、Halle大学はドイツ最古の大学の一つでもあり、非常におちついた趣のある町です。音楽家ヘンデルの生まれた町でもあり、町は音楽と歴史にあふれております。古くからある産業は岩塩から塩を精製する産業で、Halle自体は製塩所を表す言葉のようです。小さな町ですので、休日はのんびり川辺で遊んだり、Hallescheという地ビール工場のビール(美味)をのんだりと、みんなのんびりと過ごしております。冷たいイメージだったドイツ人も、実は日々のあいさつを大切にする非常に親しみやすい人たちばかりです。私は子どもを小学校に送りそのあとに通勤しているのですが、毎朝マンションの管理人さんが私たちを呼び止めてこの言葉をかけてくれます。

Ich wunsche Ihnen einen schonen Tag.

今日があなたたちにとって素晴らしい一日でありますように。

もうすぐ一年になるドイツの留学生活ですが、日本、そしてドイツの皆さんに支えていただき、元気で頑張っております。いつかすべての癌をなくせるようにここHalleでもうしばらく頑張ってまいります。

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