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ワシントン留学記

平成17年卒 田中里奈

 平成17年卒の田中里奈と申します。現在大学院の3年目になります。平成28年の5月より、Washington Universityに研究留学の機会をいただいており、近況を報告させていただきます。

 「Washington」というとワシントンDCや、シアトルのあるワシントン州がまず頭に浮かぶかもしれませんが、Washington Universityはアメリカの中西部、ミズーリ州のセントルイスという街にある総合大学です。アメリカらしい広く立派なキャンパスがあり、昨年の大統領選挙の際には候補者討論会の会場になりました。セントルイスについて調べると、まず出てくるのは治安の悪さです。「全米の危険な都市ランキングで常に上位にランクイン」など、いい話がありません。僕もこちらに来るまではかなり身構えてしまいました。しかし、実際に住んでみると、治安の悪いのは一部の地域で、それ以外は特に問題ありません。大学から車で15分ほどの郊外に住んでいますが、周辺の環境もよく(夜中でも女性が1人で犬の散歩をしています)、物価も大都市に比べると割安で、生活しやすいです。また、少しドライブすると、ヘラジカやバイソンを間近に見ることができる公園があったり、地ビールの醸造所やワイナリーがあったり、中西部ののんびりとした雰囲気を楽しむことができます。

 所属しているラボはDepartment of SurgeryのThoracic Immunobiology Laboratoryというラボです。2人のPrincipal Investigatorのもと、12人ほどのリサーチフェローやテクニシャンが働いています。肺移植における虚血再灌流障害のメカニズム、免疫寛容とその破綻のメカニズムの解明が大きなテーマで、マウス肺移植により、虚血再灌流障害や免疫寛容を誘導するモデルが確立されています。これまで、移植肺における免疫応答は、他の臓器とは異なることを示唆する多くの興味深い研究結果がラボから発信されており、現在も様々なプロジェクトが進行中です。実際にはマウスの肺移植手術を担当しています。外科医ならではの実験とは思いますが、習得するのにかなりの時間を要し、未だに四苦八苦していますが、最近ようやくデータがとれるようになってきました。また、当初は呪文のようにしか見えなかったCD8+CD44highCD62LhighCCR7+ T cellといった免疫研究特有の用語にも少しずつ慣れてきました。現在の研究に少しでも貢献でき、何か日本に持ち帰れるものがあればと思いつつ、マウスと格闘する日々を送っています。

ラボにて同室のリサーチフェローと

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